僕が新築分譲マンションを購入したときのお話です。マンションを買うときには、火災保険に入らないといけないですが、この火災保険は商品のプランによって全然金額が変わります。僕の場合、10年一括払いで12万円と提案されていたものが、結局10年一括で19,100円になりました。
最終的に契約したときは、え!こんなに変わるものなんだ!とかなりびっくりしました。マンションの営業さんにだまされていたのか?とも思えますがそうではありませんでした。
これは加入するときに、必要な項目が人それぞれ違ったものになるのですが、保険でどこまでカバーするかによって値段が全然違ってきます。マンションを買った営業さんに提案されたものは、一般的にこれだけは入っていた方がいいですよと保険会社がスタンダードとしてすすめているものが紹介されていました。(多分悪意もなく、普通のことだと思います。)なので、そのときも営業さんからは、「ほかで契約すると安くなることもありますので、自分で調べてほかで契約しても全然ないです」とおっしゃっていました。
このときは、マンション選びから契約ごと、家具選び、引っ越しの段どりなど、ひっきりなしに色々とやらないといけないことが多すぎて考えるのも嫌になっています。なので、信頼できる営業担当者の方に任せて、そのまま契約するという方も多いのだと思います。
僕の場合も考えるのが嫌になってましたが、このときは「ホントに10万以上もするのかなあ。」となんとなく引っかかったので、一旦は自分で調べてみることにしたのです。そうすると、結果値段が全然違った、ということになったのです。(騙されたわけではないですが、やっぱり自分で調べてよかったなと思いました。)
↓そのときのことはこちら。
» 新築分譲マンションの火災保険を決めたときの検討ポイントとおすすめや相場感
僕が決めた補償内容や、どこの保険会社が安かったのかなども書いています。
この記事の目次
火災保険は会社によって価格の差が大きい
↑の記事のなかでも書いていますが、火災保険は保険会社によって金額の差が大きいです。しかもすべて会社ごとによってプランが違っています。火災保険は古くからある保険なので、補償内容はどこも似たり寄ったりなのですが、プランが違うので補償される範囲が違っているのです。(これがややこしくしている理由の一つです。)
ですので、まず自分が必要な補償内容を検討してから、各社で比較するという手順になります。損したくない、安く済ませられないのかと僕は考えて調べ始めたのですが、これが大変でした。なので、この点は全く知らなかったので、僕の場合は保険の窓口へ行ってみていろんなことがわかりました。(無料相談はおすすめです)
でも保険窓口など無料相談に行くとすべて安心かというとそうでもなく、やはりしっかり理解するには、窓口に行く前にだいたいの相場感や、ある程度の仕組みをしっておく必要があると思います。僕の対応をしてくれた保険の窓口の担当者さんはかなりベテランさんで、僕の質問にも意図を理解して先回りした回答を教えてくれました。おそらくこんな方は稀だと思いますので、自分である程度の相場感は知っておいた方がいいと思います。
そのときにおすすめなのが一括見積もりです。おすすめというか、僕はやっておいた方が絶対良いと思います。
一括見積もりを絶対やるべき理由
理由は、自分で調べることなく各社のだいたいの見積もり感がわかります。だいたいというのは、最終的にプランが変わると思うからです。最初に見積もりするときは、本当に自分に必要なものとか、条件が分かっていないので選ぶプランもこれでいいのか分かっていないと思います。
なので、最終的には見積もり後、再検討してから決めるという流れになると思います。僕の場合は、そこを無料相談で自分にとってはどれが一番いいのか教えてもらいました。(一括見積した資料を持っていくとかなりスムーズですし、詳細なところもまで理解してもらえますのでおすすめです。)
見積もりをとってみてわかるのですが、会社によって補償内容がほぼ同じでも金額が全然違います。これは会社のネームバリューで変わります。保険は信用商品ですので、有名な会社、規模の大きい会社は価格が高くなる傾向です。逆にあまりCMをやっていなかったり、聞いたことがないところは安かったりします。
会社が信頼できるか重要な人と、値段の方が重要という人とで金額の差が大きい感じです。そういうこともあって、1回は一括見積をして金額の相場観とか、プランの違いを知っておいた方がいいです。
岩城がおすすめする一括見積もり
火災保険の一括見積もりサービスは何社かあるのですが、僕が利用したのは価格コムの一括見積もりと、SBIホールディングスの一括見積もりです。どちらも知っている有名企業というのと、見積もりできる保険会社がある程度網羅できているというので選びました。
聞いたことのない会社がやっているサービスもあるのですが、そういったとこだと主要な保険会社の見積もりが取れなかったりするのでこの2社にしました。
1.価格コム
火災保険の一括見積といえば価格コムと言われるほど有名です。入力情報も具体的に入力するのでより確定的な金額が見積れます。もちろん無料で営業電話がかかってくることもないです。
僕の場合は、必要情報をすべて入力して補償内容を一旦、火災のみ、建物の保険金額を801万(価格コムに書いてた通りにしていました)で見積もりを出してみました。すると翌日にはメールで見積もりが届きました。各社分、PDFで添付されていました。また郵送でも後日パンフレットと併せて見積もり資料が送られてきます。
2.SBIホールディングス(保険の窓口インズウェブ)
■SBIホールディングスの一括見積もり
≫火災保険の一括見積もりサービス
SBIホールディングスが運営している一括見積もりです。こちらも併せて資料請求しました。価格コムとはフォームの項目が少し違うので、まったく同じ条件で入力はできません。届く資料も変わってくると思うのでそのあたりの違いを見るのにも有効だと思います。
この2社以外の火災保険一括見積もりは電話番号の入力項目があったり、一括で見積もりが取れる保険会社の数が少なかったりしていましたのでこの2つで十分かなと思います。
特に電話番号入力項目と電話の取りやすい時間帯項目があったところは必須項目であったので電話営業されそうな感じがしました。
2社見積もりを取った理由
2社見積もりを取った理由は、補償するプランを少し変えた場合はどうなるのかを比較したかったのと、もしかして利用するサービスによって違う金額が出て来たりするのかもというので2社やってみました。
結果、1社よりも2社する方がおすすめです。価格コムでは見積もりが取れない会社もSBIの方で取れるものもありますし、同じ会社でも入力情報が少し違うことで違うプランの見積もりが出てきます。
2サービス使って違う条件、違う補償プランでも比較するのはおすすめです。(この補償を付けたときと付けないときではどう違うのかがわかります。面倒くさいと思う人は1サービスで良いと思います。)
見積書は比較検討するのが目的なので、見積もりをとれる会社は全て取った方がいいです。入力する際には、マンションの面積とか部屋の面積とかの情報が必要なので、契約書類とかを見て正確な数字を入力した方がいいです。
↓僕が実際に一括見積したときの体験談・選んだポイントとか
一括見積もりはすぐ届く。デメリットは一切なし!営業電話もなし
実際にやってみて火災保険の一括見積りはデメリットはありませんでした。というよりも(僕のように細かいところが気になる人は)必ずやった方が良いと思います。
一括見積もりは資料請求してすぐ届きます。ホントに早いです。特に価格コムは2日後くらいに届きました。(逆にびっくりしました)そこで、見積書が届いてみるのですが、金額の比較はできるのですが、会社ごとにどう違うか僕には分かりませんでした。
なので、価格コムの場合、問い合わせ相談窓口があるので、聞きたいことはそこで聞けます。2サービスとも相手から営業電話がかかってくることはなかったですので、見積もりをしたら営業電話がガンガンかかってくるとかはないです。
ですのでデメリットは特にありませんでした。引っ越しの一括見積もりや車の一括買い取り査定などでは、申し込んだ直後にガンガン電話がかかってきて、出なければ何度も繰り返し電話がありますが、この火災保険の一括見積ではそれは一切ありません。(営業電話がどうなのか気になる人も安心して申し込んでも大丈夫ですよ。)
一括見積もりするときに注意するポイント
基本的にデメリットはほぼなく、メリットばかりですが、一括見積もりする際に注意しておきたいポイントを書いてみたいと思います。
1.見積金額が正確に把握できるサイトを選ぶ
いくつか見積もりして感じたのですが、一括見積もりの各サイトごとに入力項目が違っています。より正確な金額を知るには、ざっくりした入力項目のサイトでは実際に金額と差がでてきてしまいます。
この差があるため、いくつかのサイトで条件を変えて試してみても比較になりませんでした。こっちのサイトにはこの項目があるのに、こっちのサイトではない。といったことがあります。
僕もWEBの仕事をしているので少しはわかるのですが、サイト側とすると資料請求してもらう率を上げるために、サイトのフォームの入力項目は極力減らすことを考えています。(項目が多いより少ない方が資料請求の数が増えるんですね。)また入力項目も分かりやすい方が良いです。そういったこともあり、各サイト入力項目に結構違いがあります。そのほか、各保険会社によってもプランが細かく違うのでその点を考慮した作りにできているとかにも差があります。
この点、価格コムのサイトは一番正確な金額がでるように項目が作られているなと感じました。また入力フォームも一番入力しやすいと思います。(フォームの構築って結構技術もお金もかかるのでそこに力を入れているところと、そうでないところの差はあると感じています。)
2.比較できる保険会社の数が多いサイトを選ぶ
当たり前ですが一括見積もりですので、比較検討できる保険会社の数は多い方が良いです。主要な大手保険会社はもちろん、中堅規模の保険会社も含んでいる方がいっぺんに調べられて良いです。
小規模のサイトだと数が少なかったりしますので、多く見積もりできるサイトを選ぶのがおすすめです。
そのほか・・・
そのほか、保険内容を質問・相談できるところが良いかもしれませんが、大抵のサイトは問い合わせ窓口があります。ですが、これは僕の感想ですが保険の相談・質問って全然知識がない人にとっては何を質問すればいいのかも分からないので、電話するとかなり長くなってしまいます。
実際、価格コムの相談窓口に電話問い合わせして聞いてみましたが、30分以上話したと思いますが、自分自身どう決めればいいのかの明確な答えはでませんでした。こういう僕みたいな人が大半だと思うのですが、その場合は街にある保険無料相談の「保険の窓口」とか「ほけん百花」に行って相談した方が早いです。
あくまでも一括見積もりは、それで決定するというよりもかかる費用の目安はどうなるのかを目的にした方が良いと思います。後日無料相談窓口に行くとしたときにも見積もりした資料を持っていくと、何もないよりもスムーズですよ。
資料が届いて僕が思ったこと
僕の場合、逆に届いた資料をどう見たらいいのかわからないとかで質問したいことがあったのですが、一切電話はかかってきません。その場合、自分から問い合わせする必要があります。(どちらも問い合わせ窓口はあるので質問できます。)
資料が届いて見積もり額を見たこの時点で、当初マンション購入時に営業担当の方から提案いただいた保険がずいぶん高かったことに僕は気づきました。。
という感じですので、火災保険を契約する前には一括見積もりをやっておいて、金額の相場を見ておくのはおすすめです。
↓僕が実際に一括見積したときのやり方とか、どの会社のどの補償内容にしたのかなど書いていますので参考にしてください。
» 新築分譲マンションの火災保険を決めたときの検討ポイントとおすすめや相場感