いびき外来に行ってみた!僕の体験談~口コミも多い病院の初診時のこと

こんにちは。いびきが大きくてずっとなんとかならないか悩んでいた岩城です。

昔からいびきは気になっていたのですが、最近夜になると鼻づまりもひどく、呼吸自体もしんどくなってきていました。奥さんにもいびきがものすごいうるさい。たまに呼吸も止まってると言われていました。特にお酒を飲んだ日は最悪で空襲のようだと言われてしまっていました。。自分でも辛いので、この機会に一度診てもらいたいなと思って、いびき外来に行ってきました。

※今回は僕が初めて行った、いびき外来の体験記です。僕と同じようにいびきで悩んでいる方は参考にしてください。

まずは大阪のいびき外来について少し調べてみました。

いびき外来というとテレビでも紹介されているのを見たことがあるのですが、1日入院して寝てるときの状態を検査したりと、かなりたいそうなことをするイメージがあり、面倒くさいなあという印象でした。検査に何時間もかかって、、、というのは面倒くさい。。

それで岩城が住んでいる大阪で、いびき外来をやっている病院をいくつか見てみたのですが、そこで出てきた病院のページに書かれている内容を読んでみると、なんと普通の診療のように個人病院に行って検査してもらえるらしい、しかも泊まりの入院もしなくていいようなことが書かれていました。(大きな病院にいって何時間も待って検査して、そのあとまた待って、何回か行ってというのではなく行けそうw)

その病院では、まず診察をして、いびきの原因を診るようです。そのあと、寝ているときに無呼吸になっていないかを調べる機械を貸し出してくれるとのことです。

いびき外来で入院したり、時間がかかったりするところの理由は、この寝ているときに無呼吸になっていないかの検査がたいそうなようです。無呼吸症候群というやつですね。

なるほど。これだとまずは先生に状態を診てもらってから詳しい検査をするか検討できるし、そんなに時間もかからなそうなのでいいのでは。と思いました。

そしてこの病院は大阪では結構いびきについて有名な病院のようでした。ネット上でも口コミもある程度見つかりましたので安心かなというのも感じました。

通っている皮膚科の2階だった!?

その病院の場所を調べてみるとなんと偶然なんですが、僕が定期的に通っている皮膚科の2階でした。(岩城はアトピー持ちで15年以上この皮膚科に通っています)

これはすごく偶然なのですが、ここで僕のハードルがぐっと下がりました。笑)
皮膚科には1、2ヶ月に1回程度通っているのでそのついでに一度行ってみようと思いました。(ほんと偶然です)

場所もわかりますし、病院の雰囲気もなんとなくわかる感じです。大きな病院ではなく、個人で経営されている耳鼻科です。

初診は土曜日の午前に予約なしでいきました。

平日はいけないので土曜日の朝にいきました。皮膚科に行くついでに行きましたので、予約もしませんでした。

入る前に1階に看板が出ていて、そこにもいびき治療のことが書かれていました。時間は12時頃です。特に混んでいなかったです。耳鼻科となるとどこもいつも混んでいるイメージですが、全然すいていました。2、3人待ちくらいでした。(2回目以降は恐ろしく混んでいたのでたまたますいていただけでした)

病院の中にもいびきのことがたくさん書かれていました。行ってからよくわかったのですが、この病院はいびき治療にかなり力を入れているようです。

ホームページにもいびき治療のスペシャリストとか、睡眠時無呼吸外来とかがメインでたくさん書かれています。(なるほど専門なのか、これは期待できる!と思いました。)

あとで下のいつも通っている皮膚科の先生が言ってたのですが、この先生は「いびきについてはライフワーク」らしいです。それだけかなり専門でやられているということなんですね。

初診でしたが、待っているひとも少なかったのですぐに僕の順番がきました。呼ばれて中待ちで待っていたのですが、前の診察の声が聞こえてきました。なんと先生は女性でした。(勝手に男性と思っていました)

しかもそのやりとりを聞いているとかなりこの先生は男前な感じの先生でした。(もちろんいい意味です。)話し方は少し強めの口調です。気の弱いひとは怒られている感じに聞こえるかもしれません。、診察前に少しピリッとしました。笑)人によっては好き嫌い分かれるかもしれませんが、良い先生でしたよ。(僕の主観では、大阪のおかんの感じです)

専門の先生だったので診察だけでも色々わかる

診察ではまず口を開けてのどの状態を見てもらいました。これだけでこの先生は色々とわかるみたいです。ぱっと見ただけで、「これはいびきのかきやすい構造をしている」と言われました。横向きに寝るとましになるんじゃない?とも言われました。

僕の場合はほかのひとと比べてのどの形状が小さいようです。

いびきをかくにはいくつか原因があって、僕の場合はのどの形状が小さいためにいびきをかいてしまうようです。のどの形状が小さいと仰向けになって寝たときには特に気道が圧迫されていびきが出やすくなるようです。(ほんとにそうです。僕の場合、仰向けになるといびきがひどいのですが横向きになるとましです。)

また、鼻からファイバースコープを挿入して鼻からのどへの道がどんな形状をしているのかも見てもらいました。モニタに映った映像を見ながら先生が自分の状態を解説してくれました。

「口を閉じた状態でいびきを出して」と言われて出すと、そのときにどの部分が振動していびきがでるのかを説明してくれたり、口を閉じているといびきは聞こえにくいことなども教えてくれました。

ほかの通常の人の鼻のどとも比較して見せてくれたのですが、明らかに空気の通り道が狭いです。。

この時点で僕の場合、先生曰く、いびきをかかなくするには難しい構造とのことでした。(まだほかの検査をしていない状態で、先生の経験からの今の所見だと思います。)

いびきをかく原因

いびきをかく理由にはいくつか原因があるようで、ひとつは太っていてのどが圧迫されている状態とのことです。

この場合は痩せるとかかなくなったりするケースがあるようです。(これは想像できますね。)

そのほか扁桃腺が大きい場合。扁桃腺が大きいために気道を塞いでしまっているといびきが大きくなる場合もあるようです。その場合は手術で扁桃腺を切ったりするようです。

こちらのページに分かりやすい説明がありました。
» いびきの原因は日本人特有の「平たい顔」だった! (4ページ目):「危険ないびき」を撃退しよう:日経Gooday

いびきの原因
形態的異常:小顎症(あごが小さい)、口腔が狭い、肥満による気道への脂肪沈着、扁桃の肥大、巨舌症(舌の容積が大きい)など
機能的異常:加齢、飲酒などによって気道を構成する筋肉の力が低下する

僕の場合、上記の「小顎症(あごが小さい)、口腔が狭い」に当てはまるのだと思います。あと、昔よりいびきが大きくなっていると思いますので加齢での変化も大きいと思います。(ちなみに僕は中肉中背で太ってはいません。痩せてもないです。)

その次に睡眠時無呼吸症候群の検査。病院によって泊りとか

以上の診察で大筋の先生の見立てをしてもらいましたが、いびきで危険なのは、寝ているときに呼吸が止まってしまう状態です。睡眠時無呼吸症候群と言われているやつです。

いびきが大きいと鼻喉のどこかに原因があり、その状態によっては、寝ているときに呼吸が止まってしまう恐れがあります。そうなると脳に酸素も送れませんし、いろいろと危険です。

ですので、寝ているときの呼吸の状態をチェックする検査(睡眠ポリグラフィ)があるようです。これはしてもしなくても良いのですが、しておいた方が良さそうだったのでお願いしました。

僕が行ったこの病院では、「睡眠ポリグラフィ」睡眠中の呼吸停止回数、いびきの具合、血中酸素飽和度、心拍数などをチェックできる機器を貸し出してくれました。ですので入院する必要がないです。これは病院によって違います。泊りで1泊しないといけない病院もあります。泊りだと入院日を予約したりしないといけないのでまた別日に来ないといけないと思います。

こうなると日にちも時間もかかるので面倒ですね、、僕が行った病院はこれが機械貸し出しだったのですごくよかったです。入院しないといけないのであれば僕はやってなかったかもしれません。

ただ機械には数に限りがありますので、急に予約なしで診察にきた場合は機械がない場合もあるようです。(こういうのもあるのでやはりいびき外来に行くときは事前予約した方が良いですね。僕はたまたま機械があったのでその日に借りることができました。)

僕の場合、土曜日に診察したので次の日の日曜日にポストに返却してくださいと言われました。(数に限りがあるのですぐに返却しないといけないです。)しかし、僕は次の日に病院の方までいく予定ありませんので郵送での返却をお願いしました。(月曜日の午前中着で返却しました。)

その後、取得したデータをもとに検査結果を次回診療で先生に聞きます。その後の診療方針や治療方法なども次回になります。

無呼吸症候群の検査で無呼吸の数値が良くなかった場合は?

睡眠ポリグラフィをすると、睡眠時の呼吸状態が分かります。数値でわかるようなのですが、呼吸していない時間が基準値を超えているとCPAP(シーパップ)という療法で対処していく必要があるようです。睡眠時に呼吸しやすいようにマスクをつけて寝る療法らしいです。

まず客観的な状況を聞かれました。昼間眠いとか、朝起きてもぐっすり眠れてないとありますか?というのと、一緒に寝ている人に呼吸が止まってるとか言われたことはないですか?というのを聞かれました。

僕の場合は、昼間眠いとかは全然ありません。お酒をだいぶん飲んだ次の日とかは眠りが浅いので眠いくらいです。ただ奥さんには呼吸が止まっているときがあるとは言われています、、

この状況を伝えたところ、おそらく数値がそこまで悪くないんじゃないかとのことでした。その場合は口にテープをして寝るとかそういう対処になるようです。CPAPをつけるほどではない、でも軽度でもない。というのはそれはそれで対処のしようがないので厄介だとのニュアンスのことも言われていました。

とりあえず検査結果を見てからということでした。

初診終了。費用はそれなりにかかりました。

これでこの日の初診は終了です。診療代は5,350円でした。機械の貸し出し料も込みです。薬はなしでした。

先生の説明も論理的でわかりやすく、自分が疑問に思っていたこととかも明確に説明してくれましたので、かなり専門的で詳しい先生だなと感じました。やっぱり専門の先生のところで診てもらえたので安心したというのは大きいです。

いびきを専門にやっていない病院では、無呼吸症候群の検査をする機械もないと思いますので病院のホームページや事前に電話して確認することが必要だと思います。

無呼吸症候群の検査をするのが面倒と思う場合でも、専門の先生に一度診てもらうだけでもいびきの原因が分かると思いますので、心配な人や気になっている人は一度受診するのをおすすめします。無呼吸症候群の検査をしないのであれば費用も安くなると思います。

夜寝るときに機械を装着。少しドキドキしました。

病院に行ったその日の夜には、貸し出してもらった機械を装着して寝ました。しっかりデータが取れるか少し不安でしたが、結構すんなりいけました。

いびき外来に行ってみた!大阪で有名・口コミで評判の耳鼻科はどうだった!?
貸出してもらったデータ計測の機械です。鼻と指に装置を付けて寝ます。

使い方は病院で説明がありました。手作りの簡易的なマニュアルもついているので問題なかったです。

使い方のマニュアルもあります。手書きであじがあります。

鼻に管をつけて、その管を万歩計のような計測器に取り付けバンドで腕にとめます。またその計測器から人差し指の先にコードをつけます。

開始時にボタンを長押ししてスタートし、起きて止めるときにまた長押しでストップで計測できます。(データの数字が1になっていたら問題なく計測できています。)

朝起きて機械をストップさせるとき長押しでストップできるのですが、画面の表示が消えなくて何回かボタンを押しましたが、画面の表示が消えなくて焦りました。データは問題なく1となっていたのでいけてると思います。不安ですが、画面表示がされたまま郵送で送りました。(多分大丈夫だと思います。)

寝ているときに取れてしまわないか心配でしたが、テープで留めていたので大丈夫でした。ただ見た目は病人ぽくなります。。

2回目の受診。計測した検査結果。。

その後、1週間後に2回目の受診をしました。無呼吸症候群の検査結果です。

結果、かなり無呼吸の時間がある。と言われました。数値的にはCPAPをつけるレベルだとのことです。要するに僕は睡眠時無呼吸症候群ということでした。

データのグラフを見せてもらったのですが、うそ発見器のグラフのように線が波打つようなグラフでした。大きく波打っているところが無呼吸時間のようです。1時間ごとにグラフがあるような感じで、寝始めとかは全然普通でしたが、眠りが深くなったときくらい?から大きく波打っていました。結構波打ってました。。

先生曰く、「この数値だと結構昼間眠いはずのレベルだけどなあ。」っておっしゃっていました。「ほんとに昼間眠くないですか?」と聞かれました。自分では自覚のない状態です。それかそれに長年慣れてしまっていて普通になっているかでしょうか。

要するにギリギリ無呼吸症候群というのではなく、まあまあしっかりした無呼吸症候群のレベルのような感じでした。詳しい数値とかは言われていません。(この日はかなり病院が混んでいて、初診時のようにしっかり説明がなかったので聞けてなかったのもあります。)

その後はCPAPで治療してみる方向で

数値的にも良くないので、CPAPという療法をしてみることをすすめられました。早速業者の方もおられました。

これは最初分からなかったのですが、CPAPはマスクをつけて呼吸をしやすくする療法です。その場合、その機械が必要です。機械も結構値段がします。数値からCPAPが必要な状態ということで、そのCPAPの業者さんがあらかじめ僕の予約に合わして来られていたのだと思います。(これは僕の想像ですが)

先生曰く、とりあえず1週間程度つけて寝てみて様子をみてはどうか?ということでした。人によってはつけて寝たことでぐっすり寝られたという人と、あまり変化ないという人に分かれるようです。

僕は試しにやってみることにしました。使い方はその業者さんがレクチャーしてくれました。結構簡単です。ただラグビーのヘッドギアみたいなのをつけてマスクから太い管が出ているのでライトな感じではないです。。たいそうです、、

この日は先生からはそれ以上の話はなかったです。

とりあえず1週間試してみて次の受診の予約をしてこの日は終了です。診察代は380円でした。CPAPの貸し出しは費用が掛かっていませんでした。

CPAPについてざっと調べてみた。

この日は全然情報がなかったので、CPAPについても僕はよくわかっていません。なので、帰りにざっと調べてみました。※岩城調べなので詳細なところは正しくない場合があります。

そうするとこんなことが分かりました。
・CPAPは保険が適用される。
欧米では買い取りが多いが、日本では月額レンタルが主流。保険も適用されるのでその場合、3割負担で月5000円程度。

・CPAPは月1回通院する必要あり
CPAPは在宅治療という位置づけらしく、毎月1回通院して医師に状況を確認してもらったりしないといけない。僕が借りたCPAP自体にも無呼吸状態をチェックするデータ保存機能がありました。検査したときと同じようなデータが取得できるのだと思います。

・CPAPは対処療法なので根治しない
CPAPはあくまでも対処療法なので、やり続けて無呼吸症候群が治ることはないようです。

・CPAPは100%無呼吸を解消する
いびきはなくなり、無呼吸をゼロにできるようです。今の段階で無呼吸をゼロにできるのはCPAPしかないようです。

こんな感じでした。なるほど。次回先生から次の展開が話されるときにこんな情報が言われることだと思います。全部は話してもらえない可能性も高いので、色々自分でも調べておくことが大事ですね。

これをずっとやっていくとなるとお金も結構かかってきますね。。それが結構心配です。それと月1回通院しないといけないという問題もあります。家から近い病院でないのでそこも僕の場合、問題です。

もう少し調べてみた。CPAP以外は治療法はないの?

睡眠時無呼吸症候群(SASというようです)の場合、CPAP以外の治療法がないのかも少し調べてみました。(次回先生にも聞いてみることにしたいと思います。)

するとこちらのページに分かりやすい説明がありました。
» いびきや無呼吸がなくなれば、快適な目覚めが訪れる:「危険ないびき」を撃退しよう:日経Gooday

CPAP以外には、マウスピースナステントを使う治療法があるようです。ですがどちらも無呼吸ゼロにはならないようなので、今のところ治療はCPAPが一番効果的なのだと思います。

もっと調べる必要がありそうですが、今の段階では今行っている病院の先生の治療方針ですすめようと思います。

今回は初めていびき外来で診療を受けましたが、自分自身そこまで認識していなかった睡眠時無呼吸症候群だったということが分かり結構衝撃をうけました。年々歳をとるとともにいびきが大きくなってきていたのが気になっていましたが、いびきだけでなく無呼吸というのは健康にも大きな影響があります。

初診の問診だけでもかなり自分のいびきの原因が特定できると思いますので、いびきに気になっている人は受診してみることをおすすめします。

↓続きです。CPAPをつけて寝てみた体験談をレビューしています。
» CPAPを1週間使ってみた僕の感想と体験談!いびき無呼吸は改善した?

僕が実際に使ってみて良かったいびきグッズも↓こちらで記事にしましたので参考にしてみてください。

いびきで悩む僕が使った人気のいびき防止グッズを口コミランキング
いびきがすごく大きくいびき外来にいったところ睡眠時無呼吸症候群と診断されてしまった岩城です。 CPAP(鼻にマスクをつけていびき治療する医療機器)は苦しくて続けること

追記:いびきのレーザー治療、フォトナ・ナイトレーズ

このブログのコメント欄やツイッターでも教えていただいたのですが、最新のいびき治療法でレーザー治療のフォトナ・ナイトレーズというのがあるようです。今までのいびきレーザー治療では、のどの口蓋垂や軟口蓋を切除する方法でしたが、美容外科などで行われているスマイルリフト(たるみを治す)のような要領で、弛んだ粘膜をレーザーで収縮させてリフトアップさせるというもののようです。

医師のブログでもいびきラボでの効果が報告されていますのである程度効果が見込めるのかなと。
» いびきのレーザー治療「ナイトレーズ」 | 院長が自ら行った最新美容治療体験記

僕のいびき体験談

僕のいびき体験談の記事を一通り読みたい方はこちらが目次です↓
» 睡眠時無呼吸症候群と診断された僕の体験記~検査や費用・CPAP治療